今朝、あるデコトラを発見したんです。
それは軽トラックを改造したデコトラだったんです。
近くで植木屋さんが剪定していました。
あの人のトラックだ!って思って
「すみませーん、このトラック、写真とってもいいですか?」
って聞いたんです。
もちろん「いいよー。」って答えを期待して。。。
植木屋さんは60過ぎで金髪のちょっとイカツ目のおじさんでした。
おじさんは
「あーあーあーあ、だめだめだめ。」
ダメな理由を教えてくれました。
・勝手にデコトラを撮影して、その写真を販売している人がいる。
・デコトラのグループがあるらしく、その長がその件を重く受け止めて「写真撮影不可」にしている。
自分だけが許すわけにはいかない。
なるほど、いろいろ厳しい世界があるんだな。
っていうか、冷静に考えれば確かに仰られていることはそうで。著作権なんだよね。
勝手に写真を撮って勝手にアップするって行為は、実は危険なんだなって思う。
権利の話は詳しくないしわからないところも沢山あるけど、自分の作品に対する思い入れとか考えると、純粋に写真を撮ってもらいたくない、ネットにアップしてほしくない事って沢山ある。
逆にネットにアップしたくなる写真ってそういうものも多いだろう。
金髪のおじさんは言ってた。
「撮って自分だけで楽しんでくれるなら、全然いいんだけどね。」って。
ふむふむ。
今回たまたま僕はちゃんと声をかけた。でもいつもそうしているかって言うと違う。
こそっと撮影している時が多い。
ちょっと気をつけないとね。
そんな話をしている間に、なぜか金髪のおじさんは自分の作業している手を止めて、デコトラの説明を始めてくれた。
苦労話とか、歴史性とか。この部品は車検に通るけど、これは通らないとか。
娘はこの車に乗ってくれないとか。
見た目は怖いけど、とても親切にいろいろ教えてくれたんです。
最後に僕の自転車を見て、「お、これはあの善福寺の自転車屋さんだね!」って。
今はデコトラだけど、昔はデコチャリやってたらしく「自転車にはうるさい」らしく。
最後は「また見かけたらこえかけてくれよ!」って。
なんか僕は僕で打ち合わせに行く途中だったんだけど遅れたし、おじさんはおじさんで剪定ほっぽり出してこんな若造と話してるしで。
でも、とってもいい時間をくれたおじさんに感謝。
なんの話だったっけ?
ああ、写真取るのも気をつけろよって話。