月別アーカイブ: 2013年10月

おもしろ算数教室、算数の得意不得意ではない部分で解く問題



10月10日は、おもしろ算数教室をやってきました。

問題

答

この日は珍しく、ちゃんと算数をやったんですが。
上の写真は最後にやった問題です。

マスが8個あり、そこに1から8までの数字を入れていくって問題です。
小学生にどこまで論理的に考えられるか?は別にして、今回大事なのは、何回もトライすることだと思いました。

実は一つ気づいたことがありました。

クラスにいつも面倒くさそうな子がいるんです。
で、僕はてっきり算数きらいなのかな?って思ってみてたんですが。

今回、みんなに紙で渡した問題を解いてもらったんですが、実はその子はダントツ早いんですね。
実はどちらかというと算数が得意だったんです。

ただ、最後の問題はさすがに難しく。
そうなると急に嫌気がさすんですよね。

なんか気持ちがよくわかるっていうか。

意外とみんな算数は好きみたいです。嫌いと言いつつ楽しそうに解いています。

ただ、そこには当然、できるできないの差が出てきます。

なるだけ子供たちがグループで考えられるような、協力して解けるような問題を作っていけたら言いなと思いました。

今回は僕にとって学ぶことが多い算数教室でした。

いおぎみんなの学校
http://minna-gakkou.jp
おもしろ算数教室は、月に一回どこかの木曜日で開催です。

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サイエンス実験室で「表情の研究」をしてみたよ



もう先々週ですが、「顔でサイエンス」と名付けて表情の研究をしてみました。

顔でサイエンス1

前から生徒たちの顔写真を撮っていて、目と鼻と口を切り抜いた画像を作りました。
最初はプロジェクターでみせてみました。
簡単に言うと自分の顔で福笑いなんですが。

誰の目かは結構わかるんですが、口と鼻、特に鼻は誰の鼻かがなかなかわかりづらいことがわかりました。

顔でサイエンス2

その後印刷してきたみんなの目と鼻と口をばらまき、各々の顔から目鼻口を消した紙を渡して、自分の顔をつくってもらいました。
ここでもやはり、自分の鼻が見つからない子がちらほら。

顔でサイエンス4

顔でサイエンス3

みんなの顔が出来上がったら、それぞれで「おこった顔」「笑った顔」などを作ってもらいました。
目で表情ってかわるんだよねーってことで皆で楽しみました。

最後に自分の理想の顔を作ってみようってことで、目鼻口をトレードしてもらいました。
男の子はだいたいここら辺からふざけ始めるので、最後はひどい顔が出来上がっていましたが、女の子はすてきな顔を作っていました。

ま、たまにはこういうゲーム的なのもいいかなって思いました。

今後はもう少し物理的な実験も加えていきたいなと思っています。

いおぎみんなの学校
http://minna-gakkou.jp
サイエンス実験室は毎週水曜日開催です。

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【読了】「知の逆転」は凄かった。

久しぶりの更新になってしまいました。
何やっていたかって言うと、いろいろやっていました。、あれやこれや。

で、ちょっとだけ息抜きにッて思って勝った本なんです。
そしてここ最近でドキドキ・ワクワクしながら呼んだ本になりました。

なので簡単に書評を書かせてもらいます。

どんな本?

有名な科学者が、自分の研究だけではなく、今からの世界に対しての彼らなりの言葉をうまくまとめた本です。
僕が考える未来を、もっと大きなスケールで描こうとしている巨匠たちの言葉はどれも刺激的です。

面白い点1「血気盛ん」

結構な年齢の方が多いわけです。だって科学界の巨匠たち何だから。
(アカマイのトム・レイトンが比較的若いぐらいでしょう。)
その彼らが、なんといっても元気。そして考え方がとてもユニーク。そしてみんなが毒を持っている。
自分たちの意見をしっかり持ち、突き進み。それでいて結構優雅な面もみせたり。
やりたいことをやってんだよ!ってのがひしひしと伝わってくる。

そしていい歳だけど「わかいもんには負けねーよ」感がひしひしと伝わってくる。
(もちろん若い人に対して活躍してほしいと思っているんだけど。)
今一番重要なのは、この血気盛んな感じなんだろうなって思ったわけです。

面白い点2「意見が結構違う」

それぞれの文章が面白くて、読んでいる時にはあんまり気づかないんだけど。
読み終わってから、またペラペラめくっていると思うわけです。
「あれ?言ってることがかなり違うなー。」
全体的に刺激的で、読んでいる時はワクワクしているから気づかないんだけど。

みんな意見が違うんですよね。そう、それが当たり前。
もちろん性格の違いとかもあるんでしょうけど。
「あー、このおっさん口悪いなー(笑)」とか「わお!なんて優雅なの?!」っておっさん(おじいさん)まで。

こういう人の考え方が認められ、許されているから、まだ地球を見捨てなくてもいいんだと思わせてくれました。

ただ、一つ重要なことが書いてました。

先進国である日本、資源(減量から食料まで)の輸入大国である日本人として。
やはり今の生活が続くと考えるのはおかしいです。
残飯がどれだけ出ているのか?
それはもう今すぐにでも見なおすべきだし、私達が感じている便利さが地球を破滅に近づけているのは真実です。

幸せの尺度って変えるのが怖いと思うんです。
でも変えてみたら「あーなんだ、いいじゃん」って思えるはず。

僕はこの本を読んで、そう思いました。

僕ははやり「知」が持つ力を信じたいと思います。

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