珈琲を淹れる仕事

僕は4月から毎週金土の夜にコーヒーを淹れている。仕事として。

珈琲は元々好きだったし、自分で毎朝いれていた。なんの苦にもならなかったし、むしろ1日の始まりの儀式として重要だった。

それがいざお客様に珈琲を淹れるとなると話が違ってくる。果たして自分のやり方は正しいのだろうか?そもそも正しさはあるのか?など少し不安になったので、とりあえずググったりはしてみた。まー、どれみても大したことは書いてないんだけど。

仕入れ先は、好きな珈琲豆焙煎屋さんに懇意にしてもらっていたのもありすんなり決定。ついで(と言ってはなんだが)にプチ珈琲の淹れ方講習を開催いただき、自信を持つことができた。

珈琲サーバーとドリッパーはもちろん自分で作った。カップは言わずもがな。

準備は万端だ。

始めてわかることがある

お客さんが来たら珈琲を淹れる。
ただそれだけだろう、まぁ気にすることはない。ッテ気持ちでスタートしたものの、これが意外と大変。
お湯の管理、カップの管理、いちいち手動のコーヒーミルで「ごりごり」と挽く。

あれ?一杯当たりにかかる時間が結構かからね?

他のドリンクと比べて手間が多いってことにやっと気づく。

おまけにお客さんは僕の手元をじっと見てたりするもんだから、いらない緊張感に包まれることもあったり。

他のドリンク注文も入るが、珈琲を淹れているときは笑顔で「しばらくお待ちをー」。これで乗り切るしかない。

とにかく美味しく淹れたいって気持ちが大事だし、この気持ちで乗り切れた気がする。

結果喜んでもらえている(はず)

ここ最近は慣れてきたもんで、少しずつお客様にも喜んでもらえている。

結局僕は美味しい珈琲を飲んでもらいたいし、場所を楽しんでもらいたいってだけ。

そんなこんなで一年終わる。

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