友人と言える人や知合いって表現される人まで、いろんな人に「イベント」に誘われたりするんですが。
ぶっちゃけ行きたくないのも沢山ありますよね。
もちろん行きたいけど行けないのもあります。経済的理由とか家庭の事情などで。
もちろん僕が誘うイベントも然りです。
イベントに限った話ではないです。人に何かを勧めるって難しいんです。
そしてその際に、絶対やってはいけないことがあるんじゃないかな?って思う事がありました。
その人の事を知ってて誘ってますか?
大体が空気で分かる部分もあるじゃないですか。「この人と合う合わない」って。
もちろんファーストインプレッションだけで判断するのは間違いです。
最初はどーもダメだったけど、案外気があったりなんてことはよくあります。
ただ、気が合うからって、僕が行きたい映画に友人全員が行きたいなんてことはないし、僕が好きだからといって妻が好きってわけではない。
僕はね、妻のことを一番この世で知っていると思っているんです。妻も然りです。
妻はね、僕のことを98.7%信じているはずなんです。僕も然りです。
これは結構高い数値なんですね。
高い信頼関係の上に成り立っている素晴らしき夫婦なんです。えっへん。
だから、僕が彼女に勧める場合は、78.7%喜んでくれるんです。妻のオススメも然りです。
これは高い数値なんです。
(すべて僕が計測した数値を基にしています。妻には聞いたことはありません。)
ま、数値の高い低いは置いといて。
僕が彼女を誘う場合、お互いを知っているからこその「強い」誘い方ができるんです。
そしてその誘い方が誰にでも通用するか?って言うと絶対に違います。
そこんとこを考えて欲しいもんです。
自分の価値観を押し付けてない?
自分が良いと思うことが他人にとっていい事とは限りません。
仮にその人にかなりの経験値があったとしてもです。
理由は二つ。
ひとつは個人の尊重です。それぞれに考えの違いがあります。そして思っている以上に多種多様です。
しつこく勧めることで、その一線を超えてしまうことがあります。
相手の価値観を否定することになるわけです。
もう一つがプロセスの話です。その価値観を否定している話ではありません。
お互いの関係性ができた上で勧めることで、「あー、私とは考えが違うが、そういう考え方もあっていいな?」って思えるわけです。
それがないと「あー、うるせーな。」で終わってしまいます。
実はそれが一番もったいないと思っています。
誰も人を傷つけたくなんてないんだ。
Noと言わせない日本人と書きましたが。
日本人って本当は一定の距離感を上手に持っていたんだと思うんですよね。
それが、社会のストレスとかなんとか理由はあるんでしょうが、距離感が難しくなってきているんです。
最近僕自身が違和感を感じるのが「ヘイ!同じ場所にいるんだから皆友達イエイ!」みたいな雰囲気です。
いや、嫌いとかじゃないけど、そんなに親しくもないよって思ったりします。(僕が内向的なのは大きな理由です。)
価値観を押し付けないのところで書いた「しつこく勧められると嫌になる」と関係があるんですが。
結局お勧めすることで価値観を否定された人は、「No」言うことで相手の価値観をも否定することになります。
それってつまんない話ですよね。
根っこの所では結構同じ考えを持っているはずなのに、価値観(大事だけど、実は手段が違うだけだったりする。)の提示の仕方で関係性が崩れる。
これはもったいないことです。
結局ここでも大事なのは「相手を慮る気持ち」なんだと思います。
断りやすい雰囲気も必要かもね
日常に「ビジネス習慣」を持ち込んでいる人が多い気がしています。
「はっきり言えよ」とか「スピーディーに」とか。
「断りにくい提案書の書き方」みたいな雰囲気を社会に感じます。
ビジネス的な思考でいくと「馬鹿か?」って言われるわけですが、断りやすい雰囲気をもって人と接するというのは今後の生活を豊かにする一つの要素ではないでしょうか?
人との関係性をちゃんと築くことで、実はちょっとした価値観なんて簡単に飛び越えた良い関係ができると思っています。