最近、自分の中の食に関する感性が少しかわってきてるとなと感じています。
もちろん年齢的なこともあります。
食べる量は確実に減っていて、ご飯のおかわりなんてもう出来ません。
ま、たまにします。
昔は以下にご飯に合うおかずでおかわりするかを考えていました。
浜勝に行けば、最初にぶらぶら漬けで一杯、その後カツで三杯みたいな食べ方をしていたものです。
男子なら全員がそうだったはずです。
しかし最近は「ご飯は一杯でいい、肉も食べ放題じゃなくて良い。美味しいものが食べたい」って思うようになりました。
美味しいの基準も変ってくる
さて、美味しいものなんですが。
昔は脂っこいものだったり、味がしっかりついたものを好んでいましたが、最近は「うむ、良い出汁だな」とか「控えめな塩加減で素材の旨味が出ている」なんて勝手に思っています。
ま、とは言いつつも調味料は使わないわけではないし、こってりお好み焼きとかは好きなんですけどね。
野菜も美味しいなって思い始めました。人参は苦手ですが。
甘いモノが大好きなんですが、洋菓子よりも和菓子が好きになりました。
だんだんシンプルな美味しさを感じ始めています。
そもそも、もっとシンプルでいいんじゃないかな?って思ったこと
実は以前紹介した「水神」の影響なんですが、日本人ってもっと質素な生活をしていたんだよなって事をあらためて考えるようになりました。
この小説のすごいなって思ったことの一つとして、食事の描写が素晴らしいことです。
とても貧乏な村の質素な食事風景がほとんどなんだけど、とても気持ちのこもった料理が沢山出てきます。
あー、そもそも食事ってこうだよな。今はただ単純に飽食の時代ってだけで、こういうのが本来なんだろなって思ったわけです。
もちろん、小説の舞台は米がまともに収穫できない所なので、そこまで質素になってもらうと困るんですが。
僕らは今とても美味しいものを簡単に食べられる世界、人類の歴史上、とても稀な時代に生きているんだなってことを思うわけです。
各家庭で食をどう考えるかで日本の未来が変わる(気がする。)
僕は食育って言葉が流行っています。
食育講座なんてものが流行っています。
学校での給食で食育とか。
ま、悪くはないんですが。
やはり今後各家庭で食を一生懸命考えて行かないといけないんだろうなって思っています。
毎週のようにどら焼き食べていますが、もちろんどら焼きが悪いわけではないですが。
大学の先輩も自炊に目覚めていることだし、我が家ももっと自炊率を上げていこうと思います。