僕はたまに遠藤賢司さんのローディーをやっています。
ローディーっていうのは、まぁ気持よく演奏できるお手伝いって考えてもらったら良い。
ギターや歌の準備。
リハーサルで意見を聞かれることもある。
ステージでは細心の注意を払う。
エンケンさんはエンケンさんなりのやり方があるので、特にそこには注意する。
ギターを沢山変えるので、チューニングもとても大事な仕事だ。
はっきり言って緊張する。
でもね、背筋が伸びるし、やっぱりプロの仕事を目の当たりにできるってのは大きいんですよ。
だから僕は喜んでお手伝いする。
ある意味職人気質と言うか。
でも優しさに溢れている。
人間的にとても魅力の有る人。
だからああいう歌が作れて歌えるんだというのがよくわかる。
だから今後も続けていきたいと思っている。
エンケンさんのギターはとても良く鳴る。
びっくりするぐらい鳴る。
これもやっぱり何年も一緒に戦ってきた楽器ならではだろう。
物を大事にする気持ちを学ぶ。
自分がやれることを突き詰める。
自分にとても厳しい。それ故に人にも厳しい。
こんな良い仕事があるんだって思わせてくれる。
表面上で戦っているわけではない。
年に数回だが、僕は修行させてもらっている。