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「les bleus」(ヤンキーズ)レビュー

待望のヤンキーズのアルバムが届いた。

そして早速聞いているわけだが。レビューなるものを書きたいと思う。先入観なしに。まずは聞いただけで。辛辣に、手厳しくw。

レビューを書く前にヤンキーズについて書いておきたい。

僕とヤンキーズ

僕がヤンキーズを初めて見たのは大学1年生ぐらいだったと思う。今はなき西新JAJAのオールナイトライブだろう。多分出番は一番目だったと思う。目当てのバンドではなかった。

違う大学の学年が上の人だってのはなんとなくお客さんを見るとわかった。当時その大学の人達の音楽が嫌いだった。いや、正直の言うとちゃんと聞いていなかった。若気の至りみたいなもんで、対抗心があっただけ。大学対抗バンド合戦か!w。

おまけに見た目が怖い。とくにべーすのひと。そう山下さん。なんかライブハウスでいっつも酔っ払ってる感じだったし、なんかベースアンプとよく喧嘩してたイメージ。いや、そこにあたってもしょうがないからって思ってたw。そ、だから怖いイメージ。そういうのも相まって、そこまでライブを必死に見に行くってことはなかったんです。でも一曲「こりゃすごい」って曲があったんだよね。それは確か。書かないけどw。だからずっと頭の隅っこに引っかかっていたのは事実。それから大学を卒業するまでは実はずっとそんな感じだった。

大学卒業してからかな、なんかそれまで勝手に抱いていた感情が消えたんだよね。なんか大学とかどうでも良くて、いい音楽は良いなって思い出したし、僕もなんかもっと自由に曲作っていいなって思い出したし。そう考えると彼ら(その大学の人達)も含め、周りに良いミュージシャンが多いことにやっと気づいたわけ。で、少しずつ仲良くなった感じ。

いつの間にか、あんなに怖かった山下さんも一緒にスノボに行ったりできるようになったしw。

文吉さんには、僕らのイベントでDJやってもらったりでお世話になったし、人間的にもすげー尊敬できる人だなってわかったし。みんな実は優しかったw。

現ギターの白石さんは当時エアルースってバンドやってて、このバンドを見たことは僕の中でちょっとエポックメイキングな出来事だったんだよね。本人に伝えたことないけど。多分あの当時あのライブハウスにいた人達は皆思っていたんだと思う。ちょっとしたタブーを軽く乗り越えた感あったし。あと多分勝手なイメージだけど、あのライブハウスにいる人達と向いている方向が少し違ったんだと思う。

ヤンキーズ、どこがすきか

一つ目は、Vo,Gtの文吉さんの世界観は言うまでもないんだけど、ありきたりだけど見た目とバランスなんだと思う。フロントマンに花があるってのは多分どこのバンドも形的にはそうなっているんだろうけど、このバンドはフロントが三人並列感があるんだよね。よくあるVo,Gtだけ一列出ている感がない。ドラムのちゅうやさん(僕は面識ほぼないんだけど)も、後ろからどんと構えている。それってバンドですごく大事。

もう一つが、「哀」が含まれていることだと思う。これは僕の勝手なイメージだし、僕がそういう曲が好きってだけだけど。それも出し方が上手い。「哀」が振り切っているわけではない。つかめない所にちゃんと持っている。見えてはいる。でも届かない。そんな感じ。

アルバムレビュー

あくまでも私的に感じたことを勝手に書いているので、聞く人ごとにいろいろ感じてください。

文章の内容に個人的な責任はとりますが、「いーや、そんなじゃない」って言われても困るんで。

  1. キラキラ
    アルバム一曲目を飾るこのナンバーは、一曲目らしい疾走感とヤンキーズらしい哀愁を兼ね備えている。ここまでストレートなエイトビートの曲はあまりイメージにないんだけど。忘れているだけだろうか。新しい一面が最初の一曲目から聞くことができる。
  2. 光の子
    二曲目もテンション高めな、どこか90年代を思わせるような疾走感。そしてこのアルバムから変わったギターの白石さんの思わずニコニコしてしまうような技が光る。ああ、こういうことするんだって感じ。ライブでどうやるやるのかな?て少し楽しみ。
  3. 哀しみは
    この曲はギターの白石さんが入ったからこそってアレンジ。ここ数年のダフト・パンク、ファレルウイリアムズの流れからなるほどなサウンド。でも文吉さんが歌ってしまえばやっぱヤンキーズ。文吉さんの世界を白石さんアレンジって感じ。しかし良くまぁこんなにちゃんとリズムキープするな。さすがエアルースで機械と戦ってただけある。
  4. why
    ここまできてやっと僕が知っているヤンキーズっぽい曲調だなと。もちろん昔が良いって話ではなくて。ヤンキーズって実は僕はリズム隊のバンドだって思っているんですよね。ちょっと演奏がわ視点だけど、このタイム感って結構出せない。さすがだなーって思うし、多分最初のインパクトは少ないかもしれないけど、最終的に一番すきって思う人多いんじゃないかな?Aメロのギターアレンジ、エフェクターの使い方、多分ハムバッカーのギター使ってるんだろうけど、程よいクランチ気味の音色。僕は好きです。
  5. さくら
    前半最後って感じの曲。文吉さんははレコードコレクターだから、やっぱりこういう構成にしたのかな?しかし、このイントロはびっくりしたな。こう来るかw。
  6. 君はしる
    後半一曲目は、再度疾走感のある曲。これも多分白石さんが入ってからの曲って感じ。Aメロのリズム隊の感じは今までに聞いたことないな。あえて言わせていただければ、この曲調をもう少し突き詰めてほしかったな。そう言うのを聞いてみたい。
  7. キレイな夜空
    シンプルそうに見えてシンプルじゃない曲ですね。こういう曲ってアルバムで重要だなって感じね。サビへの持って生き方が上手だな。そしてシンプルに終わるところがまた良い。こういうのって潔さを持つのが結構難しい曲だと思うんだけど、さすが。ちゃんと終わらせる所、尊敬。僕ならダラダラ続けそうだもんな。
  8. 終わりのないブルース
    あれ?そっか。この曲は聞いたことあるぞ。前からやっていた曲だな。しかしギターが変わっただけで、印象が変わる。
    前ギタリストの中尾さんは産地がアメリカ産で、結構ストレートっていうか、まぁイメージ的には70年代前半のジョー・ペリーみたいな音が好みだったみたいだけど(個人的な感想ね)、白石さんは多分産地がイギリスより何じゃないかな?って思うのね。ある意味「え、この音使ってかっこいいから良くね?」みたいな判断ができる。どっちが良いって話ではなくて、僕の中ではそんな相違点があるかな。
    そしてそれがこの曲における僕の印象の違いを生み出しているんだなーって感じ。
  9. ディスコナイト
    これ僕の中で名曲だな。たぶん。今までとこれからがいろんな意味で入っている。ここから次に行けるし家にも戻れる。これからのヤンキーズのホームグラウンド的な曲なんじゃなかろうか?アルバム中での融合度が最高。
  10. ONE
    これも僕が知っている曲ですね。以前からやっていた、名曲。だけどま、知っている曲だしあえて何か書きたいことはないかな。
  11. 恋の歌
    いや、まぁこう言ったらなんだけど。最後こういう曲かー。若いな。蒼い。葵。青い。ギターのオブリガードとか、やっちゃいけないラインに少しかかっている感じ。でも重要なのはそれなんだろうな。多分。
    嬉しくなりますよね。先輩がこれやってくれると、まだ俺もこれやって良いかな?って思いますよね。最後は楽しく聞けばいいだけの一曲。

って感じで、まだアルバム一回しか聞いてませんが。

元気出たし、いつかライブ見れたら良いな。そん時まで僕自身も青くいたいものです。

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ふと物悲しい気持ちになるって、ちょっと素敵じゃね?

夏がすぐそこっていうか、もう来ている気もするんだけど。

ここ最近バイクの調子が悪かったり、膝が痛かったりで少しやる気を無くしたり、それでいて友人にあってパワー貰ったりで、まぁプラマイゼロって所ですが。

今(夕方の18時半)の時間、外は少しくらくなり、暑さが残りつつ少しずつ涼しさを感じています。

部屋の電気をつけないと少し暗い気もしますが、もうちょっと暗くなるまで待ちたい気分です。

珍しくFishmansとか聞いていると、少し悲しい気持ちになります。
だからと言ってこの悲しさは生きるにおいてマイナスかというとそうでもなくて。
僕はもう十分大人と行っていい歳では有るんだけど、もっと生きたいなと思うわけです。

音楽はときに懐かしさとともに、もうそこには戻れないと言う感覚を呼び起こします。
そう、そこにはもうもどれないんです。戻れないって思うってことは少し戻りたい気持ちがあるんです。

そこをどう越えていくかっていうのはテーマであって、それを感じない事が正しいかと思っていましたが。
そう思うこともそれはそれで素敵だなって思えるって、そのことがまた素敵だなッて思うわけです。

思うようにいかないことばかりです。
一番大事なことは、僕の手の中からこぼれ落ちていて、ずっと拾えていないまんまです。

でもね、それってまだ希望が持てるってことだから、なにも落ち込むことなんてないだなって。

さっき調子の悪いバイクをちょっと調整してたら、少し調子が戻ったんです。
で、すこし走ってみると、今の季節がよく分かるんです。

ああ、今はこういう気候なんだって。

そんなことも含めて、風景を感じることは僕にとって音楽を感じるのとすごく似ているんです。
音楽を聞いて、少し物悲しくなるってのは、自分の感性がいい方向に向かっているって事。

ってことで、また音楽が楽しくなってきました。

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ザ・ガッターズ「アンタのために俺たち歌うんだ」

以前紹介した博多のロックンロールバンド「ザ・ガッターズ」の二枚目アルバム「アンタのために俺たち歌うんだ」について書きたいと思う。
なぜって、それは書きたくなったから。

前作ではまだまだ彼ら自身のバックボーンをそのまま表現したに過ぎない(とは言いつつそれはむしろ素直にかっこいい)作品だったが、今作を聞いて正直ここまで成長するものなのかと驚きを抑えられずにいる。
私自身このバンドを見たことがないのでなんとも言えないが、今作は数多くのライブという「修羅場」をくぐってきた上で制作されたアルバムであることがジャケットを見ただけで伝わる。
そして何より、自分たちのバックボーンを昇華し自分たちの音に仕上げている。
もちろんオールドロックが好きな私としては、そのロックたちが持っている「かっこよさ」がないと聞く気にもなれないものだが、そんな期待を軽く裏切ってくれた。それも良い意味で。

前作と対比して書かせてもらうのが一番わかり易いが、以前なら「あ、バックボーンこれね」って思ったが、今作はそれが霞んで見えるだけだ。むしろ「俺たち博多のサラリーマンロックたい!」という意識が全面に出つつ、それがロックなんだよと言わんばかりの感情が爆発している。正直恐れいった。

  1. アンタのために俺たち歌うんだ
    オープニングを飾るのは、タイトル曲「アンタのために俺たち歌うんだ」。この曲に今作のコンセプト、意気込み、生き様、替え玉に対する執着心が現れていると言っても過言ではない。アップテンポなリズムから前作に比べてよりソリッドになった楽曲群とビビッドになった歌詞が飛び込んでくる。この曲に元気づけられる全博多区の人たちが羨ましい。
  2. トライ!
    さすがは東福岡、福岡高校、そして筑紫丘など次々にラグビーの名選手をを生み出す街のバンドである。ここでラグビー応援歌か!と思ったが、聞いてみると少し違った。ただの私の勘違いでもあるが、歌詞の冒頭「トライエブリバディ!」と言っているのははからずも「One for All, All for One.」の精神ではないか。ここは解釈の問題だが、私はやはりこれはラグビー応援歌に相応しいと感じている。福岡のラグビー協会におすすめしたい。
  3. 遅れてきた青春
    当然ロック好きな人なら見たであろう「さらば青春の光」。布袋寅さんじゃないぜ。当然ながら曲名から思い出すのはあの映画なのだが、実際聞いてみるとこれはむしろあの映画に対してのアンチテーゼなのではないだろうか?とすら感じる。失ったものなんてどうだって良いじゃないか。そんな意気込みが伝わってくる元気ソング。
  4. テイク・イット・イージー
    先日グレン・フライが亡くなったわけだが。この曲はイーグルスとは全く関係ない。個人的な話だが、実は僕はイーグルスが苦手だ。なんて言うだろう、西海岸のあの「平和!政治!」みたいな空気感がちょっと苦手だ。人がやる分には良いが、私は苦手だ。閑話休題。ガッターズと言うバンドは根本的に前向きだ。がむしゃらではない前向きだ。ギターソロで少し憂いがあるところが彼らなりのアイデンティティーでもあるのだろう。
  5. イッツ・マイ・ライフ
    個人的にはポーグスを思い出した。楽曲がとか歌詞がとかではない。もたらすイメージがどこか悲しげな匂いを放つ。アルバム内で唯一のスローナンバー。
  6. パッと行こう!
    昔西新JAJAというライブハウスで見た大阪のバンドにウルフルズと言うバンドがあった。大阪ならではのユニークさに当時衝撃を受けたものだが、博多にもこんな曲を演奏できるバンドがあるんだ!と少しうれしくなるナンバー。
  7. 爽快ロック
    爽快ロックという題名ではあるが、どちらかと言うと昔京都にいた「ローザ・ルクセンブルグ」というバンドを少し思い出す。当時は衝撃を受けたもんだが、博多にもこんな曲を演奏できるバンドがあるんだ!と少しうれしくなるナンバー。
  8. 夕焼け、キミを照らすとき
    ここに来てこのバンドの懐の深さを魅せつけられた。モジュレーションのかかったギターと曲が相まってスカっぽいリズムが心地よい。こうやって生きていくのも悪くはないさと思わせる、今の時代の皆に聞いてもらいたい一曲。
  9. 立ち上がれダイナソー
    昔ダイナソージュニアと言うバンドがあった。それは置いといて。アルバムも後半だというのを気づかせてくれる、少し哀愁の漂うアップテンポナンバー。個人的にはこのバンドにはこういう曲が栄える。まだ聞きたい、でも終わりは近づいている。それは人生においても同じこと。そうなメッセージが伝わってくる。しかしまたきっと戻ってくる。そんな心に染みる佳曲。
  10. Sun Flower
    昔静岡から長崎に引っ越した時に、僕ら家族は神戸からの海路を選んだ。その時に乗ったのがサンフラワーフェリーだった。あの時船上でかかっていたのが、眠れぬ夜 だった。小学1年生の僕はあの曲に寂しさとか期待とか、少し甘酸っぱいものを感じた。この楽曲が決して眠れぬ夜に似ているわけではない。ただ、同じ匂いがする。僕を掻き立てる何かがこの曲には確実にある。最後を締めくくるにふさわしい名曲。

次のアルバムに期待せざる負えない名盤ですね。
一度ライブを見てみたいものです。

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CHECKER BOARDのライブが楽しかった。

昨夜のチェッカーボードでのライブはここ最近で一番楽しいライブでした。
演奏はどうってこと無いライブでしたが。
そこは反省。

久しぶりにあった大事な先輩と会えたり、初めての出会いがあったり、最後はお店で一人になって話し込んでしまいました。

音楽を通じての友人はやはり大きいです。

変な奴もたくさんいます。
昔だったら少し距離をおいたような人も今は仲良くなれます。

歳を重ねるのも悪くない。いやむしろ良い。

そう思える今日このごろです。

セットリスト

  1. 神様からの手紙
  2. Why I olay music
  3. 偶然と必然の間で僕は笑う
  4. I guess I will
  5. 死ぬ前に
  6. 新曲
  7. 道標
  8. 3年前から
  9. サンキューサヨナラ

センエツナガラについて

今回一緒に演奏させてもらった二人はセンエツナガラってバンドのボーカルの人とギターの人なんですが。
バンドでしか見たことがなかった二人ですが、また別の二人が見れて嬉しかったです。

ボーカルの人はいつもよりまじめにやっていた?っていうか。カバーとかもあって「あー、歌心のあるええひとやなー」と思いました。
ギターの人は、悔しいぐらいの飛び道具を出してきて、そのセンスにやられました。

ラグタイムというのかな。彼らの音楽はいい意味でスイングしていて、それでいて日本語も届く。
素敵なバンドです。

ま、僕の文章で伝わるとは思いませんが、ぜひ一度足を運んでみてください。
良いバンドです。

今後について

昨日書きましたが、当分ライブは自粛します。
昨日のライブが楽しくて、「あー、やっぱりライブたのしーわー、続けよかな。」とも思いましたが。
意志の弱さが露呈するのでやめておきます。
調子が出たらまたやろかな。

ま、当分はやりません。
昨日一緒に過ごしていただいた皆様、ありがとうございます。

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ライブ自粛に関して

今日ライブやるんですが。

当分自分で歌うライブは自粛しようと思います。
一番の理由は、それに使っている時間が無いため。

なので、今日は楽しんで演奏したいと思います。

ロックンロールとかブルースとかジャズとか。
ジャパメタとか。

いろんな音楽が世の中にあふれていて、僕は全部いいと思います。
音楽家が食べられなくなってきてる時代みたいですが、僕は演奏家としてはそこに辿りつけていません。

ただ、そこに辿り着けるべき人はきっといて、そういう人が世の中にちゃんとした形で音楽を提示できる社会は素敵だと思います。

今までかかっていた労力を新しい技術を使って、同じように、または今まで以上に人に届けられるようになることで、幸せになれると嬉しいし、僕も新しい音楽に触れて幸せになりたいです。

僕が作る音楽は特に目新しさもなく、自己満足ですが、そういう音楽もまた重要です。

みんなが楽しめる音楽であるために。

そのためには、まず僕がやらないといけないことが他にあるってことです。

また元気に演奏できる日が来ると思いますんで。

その時まで音楽は封印します。

(あと一回決まったライブはあるので、それは演奏します。)

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ちょっとした思い出話とライブ告知

かれこれ20年ほど前。
福岡で過ごしていた僕は、今よりももっと音楽に向き合って生きていました。

当時僕らが出演していたライブハウスは西新JAJA。
レベルの高い楽しい、そして当時の僕にはとても厳しいライブハウスでした。そこでいろんな音楽に触れ、たくさんの友人ができ、今もその仲間は音楽を続けていて、人生においてとても濃密な大事な時期を過ごしました。(ひきづられている部分もあるから、そこはちょっとねw)

いろんなミュージシャンが出ていて、看板バンドが幾つかあり、それはそれで楽しかったんですが、僕の心をつかんだバンドやギタリスト、ボーカリストは、その人達以外にも幾つかありました。

一つはmorganfieldというバンド。これは本当にノックアウトされましたね。僕にはできない、でもやりたいことを体現していたバンド。ニューオリンズ的なアプローチにちゃんとロックを融合していて。リトルフィートが大好きだった僕にはもうやみつきでした。

大学の先輩のバンド、プレイヤーズカンパニーも大好きでした。日本語で歌ってもいいんだなとか、今考えると恥ずかしいけど、そんなことを思ったもんです。

で。そんな数ある好きなミュージシャンの中にmagic boogie というバンドがありました。
飄々たる風貌から奏でられる演奏は繊細且つキレのある、時として激しく。心を打ったもんです。

そんなmagic boogie のボーカルの友清さん。今は東京に住んでいて、演奏活動と並行してエフェクターを作ってまして。僕も一個作ってもらったんです。

そんな友清さんの作ったエフェクターを使ったミュージシャンが集まるライブイベントが今週末6/6、吉祥寺の曼荼羅で開催されます。

その名も「ROCK!! 69 こんばんわ」。
facbookイベントはこちら

友清さんの曲の中で特別好きな二曲があるんですが。その二曲でギターを弾かせてもらえることになったんです。こんな嬉しいことってないで。ほんま。

先日のリハーサルを録音したんですが、最近のヘビーローテーションです。

大好きな曲を、それも本人と演奏するってなかなかないと思うし、元のイメージがあるから、それよりも良くするってとても大変だなーと感じています。往々にして弾きすぎたりするしね。

でも大丈夫。とてもいい演奏をしますよ。

ってことで、6/6、吉祥寺曼荼羅でお待ちしています。

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ギターって奥深いね

さて、4月9日にライブします。
場所は東池袋 鈴ん小屋

東池袋1−47−1 地下一階

現在鋭意練習中です。

今回新しい曲をやるんですが、その曲が今までにないギターなんです。

正直今更新しいことをギターですると思っていませんでした。
で、何が新しいかって言うと、実は自分でも大して新しいことをやらないといけないという意識がなかった奏法なんです。

というのも、手の押さえ方が難しいとか指を早く動かさないといけないとかではないんです。

なんて言うんだろう。
リズムを取る為に物理的に動かす体の部分が違うというか。
それでもって身に染み込んだリズムを一度分解して再構築しないといけないというか。

これがですね、楽しいんですよ。
で、その曲ばかり練習しています。

さて、楽しみですね。

皆様、是非よろしくお願いします。

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友人の歌詞に曲をつけてます。

今バンドやってるんですが。

メンバーが書いた歌詞に曲をつけています。
人が書いた歌詞に曲をつけるのは、昔2曲だけあります。

でも、それは自分の歌うバンドの曲だったし僕の好きなように曲をつけました。

しかし今回はちょっと違う。
なんか違う。

多分今やっているバンドは自分が歌うわけではないって部分もあるけど、メンバーに合わせた曲を作りたいって気持ちが強いからかな。

好き勝手作るのとはちょっと違う。

でもですね、ちょっと楽しみなんですよ。
新しいことに挑戦している感がある。

どうしても手癖で曲を作ってしまうんですが、そろそろそういうのから脱したいなと。
それは曲作りだけじゃなくて。

いろいろ挑戦したいなって思う今日このごろです。

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JAZZギタリスト講座を開いてもらったんだが

昨夜友人と一緒の高円寺でだべってたんだけど。
で、音楽の話になって。
友人もギタリスト(&コンポーザー)なんだけど、僕とは違っていろんな音楽を聞いていて。
大学時代はJAZZ研に所属してたんだけど。
長年僕が思っていた疑問をぶつけてみたんだけど。

ジャンゴ・ラインハルトの立ち位置ってどこなん?

ジャンゴラインハルトのジャンゴロジーは、ジャズギターを弾かない僕でも好きなアルバムです。

で、僕が長年疑問に思っていたのは「ジャンゴラインハルトってジャズギターの名手って言われるけど、その後継者っているの?」って思ったんです。
例えばジョージ・ベンソンとかってジャズギタリストで有名だけど、どう聞いてもジャンゴ・ラインハルトとは似ても似つかない。

結局ジャンゴの音楽は何なん?ギタリストとしての評価はあるけどフォロワーはいるの?と。
そしたら答えてくれました。

チャーリー・クリスチャンってギタリスト

ジャズギターの始祖として、チャーリー・クリスチャンって人とジャンゴラインハルトがいるらしんです。
で、チャーリー・クリスチャンはフォロワーを沢山産んだそうなんです。

で、ジャンゴはと言うと。

ジャンゴのフォロワーはいるにはいるけど「ジャンゴの域を超えない」「ジャンゴにしか聞こえない」など、結局フォーマット足り得なかったそうです。

ま、ある意味彼を超えられないって言うか。ちょっと違うか。
彼の独創性を超えられれないって言うか。

チャーリー・クリスチャンは数多のフォロワーを産んでいるそうです。
ジョージ・ベンソンとかもその一人。

彼は新たなギターの形を提示したんですね。
それに対してジャンゴは新しい音楽のあり方を提示したんだけど、それが良すぎたんでしょうか。

言うまでもなくどっちが良いという話ではない

どちらもすごく良いギタリストらしいんですが。(僕はチャーリー・クリスチャンを知らないので。)

ま、僕はジャンゴの方に惹かれるなーて思いました。

ま、そんな音楽談義ができる友人を持てて幸せですって話でした。

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遠藤賢司の仕事

僕はたまに遠藤賢司さんのローディーをやっています。
ローディーっていうのは、まぁ気持よく演奏できるお手伝いって考えてもらったら良い。

ギターや歌の準備。
リハーサルで意見を聞かれることもある。

ステージでは細心の注意を払う。
エンケンさんはエンケンさんなりのやり方があるので、特にそこには注意する。

ギターを沢山変えるので、チューニングもとても大事な仕事だ。

はっきり言って緊張する。

でもね、背筋が伸びるし、やっぱりプロの仕事を目の当たりにできるってのは大きいんですよ。

だから僕は喜んでお手伝いする。

ある意味職人気質と言うか。

でも優しさに溢れている。

人間的にとても魅力の有る人。
だからああいう歌が作れて歌えるんだというのがよくわかる。

だから今後も続けていきたいと思っている。

エンケンさんのギターはとても良く鳴る。
びっくりするぐらい鳴る。

これもやっぱり何年も一緒に戦ってきた楽器ならではだろう。

物を大事にする気持ちを学ぶ。

自分がやれることを突き詰める。
自分にとても厳しい。それ故に人にも厳しい。

こんな良い仕事があるんだって思わせてくれる。
表面上で戦っているわけではない。

年に数回だが、僕は修行させてもらっている。

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