二本松に行ってきた。浪江町の避難所がそこにあった。

先週日曜日、仕事で二本松市に行ってきました。
仕事の内容は、とあるコンサートのお手伝いなのですが。

コンサート会場は二本松市のとある体育館。
到着するなり、なんか情けない気分になったわけです。

実はそこは、浪江町民の避難所だったんです。

常々、東北には一度行かないといけない、現状を見てから自分なりに判断しないといけないと思っています。
今度の秋に、東北に行く予定を立てていました。

で、今更ながら少しずつ心の整理をしてから伺おうと思っていた矢先、何気なく行ったそこの場所には仮設住宅が並んでいたのです。

考えてもいなかった現実を、急に目の前に見せられた感。
ただ、ちょっと待てよと。この被災者の方々は僕がなんか情けないこと言っているけど、もっともっと考えてもいなかった現実を受け入れて生活しているだと。

ほんと、何回も自分が情けないなーって思いました。

そもそもコンサートは、もともと浪江町で毎年開催されていたものを二本松でやりましょう!ってことで初めて開催されたものでした。
有名無名関わらずたくさんのアーティストが参加していて、たくさんの観客がいました。

その盛り上がっている会場の横で、もちろんロックなどには興味もない方々がおられて。
普通に生活をしているんです。普通じゃない場所で。

僕なんかはどう見てもよそ者なんだけど、特に嫌な視線を向けられるわけでもなく。
淡々と過ごしているんだろ言うなっていうのが感想でした。

ただ、空気はやっぱり重かったのは確かです。

途中間寛平さんが訪問されたりなどあったみたいで、笑顔も見られましたが。
こんなこと言ったらなんだけど、自分の育った、暮らしていた家のテレビに間寛平が映っているのを煎餅かじりながら見てるほうが幸せですよね。

僕らができることってなんなんだろうかって思いながら、車で帰って来ました。

僕には正直まだまだどういう行動をとっていいかわかりません。

【今思っていること】
・人の幸せってもっとシンプルなんだろうなってこと。

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