歴史的投票率の低さについて考える

ま、正直驚きもしないけどね。
ってか、いつも低いって言ってるけど、普通どれくらいか知らんし。

昨日の夕方、ってか19時35分を過ぎた頃、僕ら夫婦と息子三人で駆け込み投票してきました。
投票前に妻とそれぞれの選挙感を語り合いながらおでん食べてたんですが、卵に味が染みていて美味しかったです。

投票所では自分で決めるのが難しかったので、息子を抱っこして「誰が良い?」って聞きながらそれを参考に投票しました。流石にその党には入れたくないって場合は意見を無視しました。
投票から帰ってきたら、既にさっき僕が入れた一票の結果が出ていました。
石原長男当確げな。速すぎやろ。

都知事もすぐに結果が出て、比例もさっさと決まったみたい。

前のエントリーで書いたように、今回正直難しかった。入れたくなかった。
ただ、やっぱり投票することはなんとなく大事なんだろうなーって思ってるんで行ってきたんだけど。

で、結果は皆さん御存知の通り。特に僕は意見はない。

ただ、投票率の低さについてはちょっと考えたいなって思ったのでエントリー書きます。

なんで投票率が低いか?

僕なりに勝手に考えた理由は以下。

  • 投票しても変わらない
  • ってか別に今に満足している
  • ってことで、政治って何?って思っている。

投票しても変わらない

多分ここで言う「変わる」ってのは「給料上がる」とか「彼女ができる」とか言うレベルの話なんだろうね。ちょっと話は違うかもしれないけど、ある教育関連の人に聞いた話で、親がお金をだす条件として「すぐに効果がでるか否か」だそうです。「すぐに算数のテストが良くなる」とか「運動会近いし、足速くなるなら」とか。
若年層の投票率が低いとか言っているけど、本当は僕ら世代も低いんじゃないかなって思ったり。

現状に満足している

ここはわからなくもない。だって空腹になることなんてないんだからね。
でもこのままじゃヤバイんじゃね?って言う感覚はないのかなとは思う。
流石の僕でも、少しやばいのかな?って思う。
きっこに「全裸で渋谷、まだ?」とか言ってる場合じゃないだろ!ってぐらいはわかってほしい。そんなのどうでも良いだろ。

政治って何?って思っている

ここはわかる。政治って何?って思う。
これに関しては、乙武なんとかさんがわかりやすく言っていた「政治家ってのは税金の使い方を決める人たち」ってのが、一番しっくり来る。
政治って、税金の使い方を決めることなんだね。シンプルで納得。

ま、こんなところだろう。
あとはホント、「面倒くさい」とかそんな理由。ま、それもわからなくはない。

でも、投票率は上げるべき。

そもそも投票率を上げる必要性があるのか?ってところから。

それは大事。投票率はあげるべき。投票することで社会は変わる。

投票に行くべき理由は以下

  • 投票することで実際社会は変わる
  • 現状に満足していても、将来満足はできない
  • 政治って生活そのもの

社会は変わる

ただ、すぐには変わらないよ。上で書いたように、すぐに給料が上がったりはしない。
いや、給料が上がるかなんてわからない。そもそも上がらない理由のほうがたくさんある。
ただ、世論ってとっても大事で。
例えば今回自民党が大勝するってほぼわかっていた選挙なんだけど、あえて「負ける」党、負けそうな立候補者に入れる意味があるか?って話なんだけど。
選挙って、当選する人よりも落選する人のほうが多いんだよね。で、落選した人たちがとっても大事で、彼らが持っている意見をちゃんと反映できる仕組みにしないといけないわけさ。落選した人は「より多くの得票数」で落ちることが大事なのね。今後の政権がおかしいと思った時、次の選挙にその考えを継続して持っていてもらうべきなんよね。たとえその人じゃなくても。周りの人でも良い。
そういう人が社会を変えていく人なんだから、応援するべき。応援しないとその考えがなくなっちゃうんだから。たとえ自分が思っている人が落選するとわかっていても投票はするべき。もちろん通りそうな人に対しても同様に。
自分に少なくとも考えがあるなら、投票はするべき。

将来の満足に向けて

現状を満足している人に問いたい。
その満足は、誰のおかげなのか?って話。
自分たちだけで作り上げたわけではなかろう。世の中皆、っていうか先人が作ってきた社会の預金を切り崩しているってことはわかってほしい。
誰も助けてくれない社会になる前に、やっぱり最低限の努力をするのが国民たるもの。
その最低限の努力のひとつが選挙なんだから。

あと、本当は現状に満足なんてしていないはずだから。

生活のために

政治って難しい言葉だし、ちょっと遠いところの話みたいに見えるけど。
実際は生活そのものなんだよって話。
食べることだって、着ることだって。
僕らは何らかの決まりにしたがって、生活をしているんだ。
そこのところを忘れないで欲しい。
政治じゃない。自分たちの生活は大事なはず。
極論を言うようだけど、選挙に参加しないって言うのは、生活を放棄しているのと同様なんだよって話。

どうやって投票率を上げていくか。

ぶっちゃけ、自分の友だちたちはSNS上を見る限り、ほとんど投票に行っているみたい。
だから体感的には「投票率は90%」ぐらいなんよね。

どこに投票に行っていない人たちがいるのかわからないけど。
そういう人たちがどういうセグメントの人かもわからない。
ただ、選挙権を有する国民の40%が投票していないのは確かで、その人たちを振り向かせる仕事を政治かだけがするのは、多分ムリがある。

政治って、書いたように「自分には関係ない」って言いやすいんだけど。
今回の投票率の低さは、政治だけではなくて身近なことに関しても無関心な人が増えている結果なんだろうなって思うわけ。

ってことで、やっぱりもっと世の中に関心を持てるような社会にしていく事が大事なんだと思う。
そうは言ってもギスギスしたこの社会、なかなかお互いの意見を言える空気ではないのが現状。

ってことは、やっぱり大事なのは「スマイル!」じゃないかなって言うのは、冗談みたいで結構本音なんです。

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