6月に「いおぎみんなの学校」でやってきたおもしろ算数教室でやった「輪投げで点数計算」について。
どんなアイデアを入れたのか、そしてどんなことに気づいたか?を書きます。
ルール
2人で競うゲームです。
輪投げを2つ用意して、其々3回ずつ投げます
輪を投げる毎に、投げる前にカードを引いてもらいます。
カードは9枚。
「+3」「+2」「+1」「-1」「-2」「−3」「×1」「×2」「×3」と書いてあります。
投てき一回の流れとしては
- カードを引く
- 輪投げをする
- 輪投げが入れば1点、入らなければ0点
- カードの数で計算(+1とか×2)
- 得点決定
となります。
これを3回繰り返して、合計点を競います。
合計点が出た最後にもう一度カードを引いて計算。
ゲームの得点が確定です。
ちなみに一度引いたカードは戻しません。
9枚なので最後に1枚残ります。
Aくん |
1回め
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2回め
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3回め
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合計
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最後のカード
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投てき |
◯(1点)
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×(0点)
|
◯(1点)
|
|||
カード |
-1
|
×2
|
+3
|
×3
|
||
小計1 |
0点(1-1=0)
|
0点(0×2=0)
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4点(1+3=4)
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0+0+4=4点
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4×3=12点
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Bさん |
1回め
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2回め
|
3回め
|
合計
|
最後のカード
|
|
投てき |
◯(1点)
|
×(0点)
|
×(0点)
|
|||
カード |
+2
|
×1
|
-2
|
+1
|
||
小計1 |
3点(1-1=0)
|
0点(0×1=0)
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-2点(0-2=-2)
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3+0-2=1点
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1+1=2点
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って感じです。
用意するもの
だけなので、簡単と言えば簡単。
想定と違ったこと
- 輪投げが結構難しかった。
- 輪投げよりも計算が楽しそうだった。
最初は輪投げが盛り上がるかな?って思ったんですが、この輪投げセットがとても難しかったせいもあり、少しだれてしまいました。
大人が投げてもなかなかはいらないというか(笑)。
輪投げにもう一工夫必要だと思います。
その反面、計算に関してはなぜかみんなこぞってやっていました。
1年生も多く、掛け算はまだ習っていない子供たちが多いのに、われこそはと挑んできます。
学校で習っている習っていないではなく、ゲームの中で学ぶことで自然と覚えてくれるのかな?と思いました。
「何に使うんだ」というのがわかる学びは伸びるのかもしれないな?って言うのが感想です。
反省点
- 時間配分が難しかった。
- 計算方法をもう少し考えておけばよかった。
時間配分が大変でした。
全員で8名参加してくれたのですが、1時間の中でどれだけ結局8試合ぐらいしか出来ませんでした。
限られた空間の中なので、みんなが一斉にゲームをすることは難しいです。
かと言って一組だけがゲームをしていると、中には集中力が切れて遊びだしてしまう子供もいます。
ここはもう少しワークショップとして練っていかないと行けない部分ですね。
後は計算方法ですが。
実は計算用紙を、ただの白い紙で用意していたのですが。
上記の表みたいな罫線を書いておくべきだったかな?と思っています。
ないしはどうやって計算するか?という部分からお勉強するのもありかなと。
でもそれやるとまた時間がたりないなーとか。
とにかく小学校低学年の子供たちは集中力が切れる時間が早いのと、興味を持たないとやる気が出ません。
如何に頭の部分で興味を引きつつ、集中力を持続させるか。
ここは全てに共通した課題でもあります。
って感じでぼちぼちやっていますが。
算数だからといって嫌な顔しない皆を見て少し安心しています。
算数って楽しいよ!