地図と方向感覚の話

先日行われた「いおぎみんなの学校」の説明会で、子供向け(6歳以下)にちょっとしたワークショップをやってみました。

用意するもの

  • 模造紙
  • ペン

まずは最寄りの駅と線路を書きます。この時に方角は書きません。
次にそれぞれの子供に、「自分の家」がどこにあるか指さしてもらいます。

子どもたちは好き好きに指さします。
距離感とかめちゃくちゃです。

次に自分たちが今いる場所を指さしてもらいます。
これもめちゃくちゃです。方向も距離感も。

子どもたちはまだまだ方角とか距離感、比較対象って認識はあまり無いようです。

実際駅まで歩いてみる

じゃ、実際今いるところが駅から見てどこにあるのか?を確認するために、皆で駅まで歩いてみました。

歩数を数える

駅までの道すがら、まっすぐな道は皆で「何歩で歩けるか?」を数えます。
もちろん皆の歩幅は違うんですが、結構一緒に声を出しながら歩くと同じ歩数で到着するもんです。

目印を覚えておく

交差点などについたら、そこに何があるのか?など目印を覚えておきます。

交差点を2回通りすぎて駅まで到着。
歩数もバッチリ。

また同じ道を歩いて帰ります。
さっきチェックした目印以外にも気になったことを感じながら帰ります。

地図にプロット

帰ってきて、またさっきの紙を見せます。
さっきの駅と線路しか書いていない紙が以下に情報不足かが見てすぐに気づきます。

5人いたので、歩数係と目印係にわかれてもらい地図にプロットしていきます。

さっきは全然わからなかった駅からの道と方角などが一気にわかります。

案外方角とか距離感と言うのは、大人でもなかなか把握できない人が多いですが、これってもちろん「感覚」的な部分に左右されますが、数学的なアプローチで覚えることも可能です。

みんなで歩数を数えながら商店街を歩くと、周りの大人が優しい笑顔で話しかけてくれます。

外でやる実験も楽しいなって思いました。

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