サイエンス実験室 「入浴剤をつくろう!」

昨日は恒例?のいおぎみんなの学校で、サイエンス実験室をやってきました。
様子はこちら
お題は「入浴剤をつくろう」

サイエンス実験室とうたっている割には、僕の実験室はサイエンスなの?って言われるようなことばかりやっているので、今回は見た目にも「シュワ!」って見えるものを作ってみました。

今回つくったもの。

入浴剤(柏井作)

実験中に僕も作ってみました。

今回作ったのは「炭酸ガス系」という、とてもポピュラーな物です。
ご存知「バブ」と似たような物です。言い過ぎかな。ま、こういうのって効果よりも気持ちですから。(言っちゃった。)

効果については「日本浴用剤工業会」っていう、あら、天下り?って疑われそうな、何のためにあるのかよくわからない団体さんのホームページに詳しく載っていますが、炭酸成分による血管拡張作用をりようして、「血行促進→疲れとれまっせ」って効果があります。この会のホームページが僕にとって役にたったので、作った人はよかったですね。すばらしい。

作り方は簡単で、炭酸塩と有機酸類を混ぜてどうにか固めればokなんです。
ま、わかりやすい所で「重曹」と「クエン酸」混ぜて固めれば良いんです。大体家にあるものだし、もしないなら美容にも使えるらしいから、奥様方は即購入ですね。

今回は固めるものとして水を使わずグリセリンを使いました。
あとは着色料と少量(1滴程度)のアロマオイル(今回はスウィートオレンジ)を使いました。

前日からテストの繰り返し

そもそも、実験って失敗することもあるんですよね。先生としてそれを言っていいか?って言われると答えに窮しますが。
でも失敗することもあるんです。
いや、むしろ失敗も含めて実験んです。開き直りでもないぜ。

とは言いつつ子どもたちの楽しい笑顔を見たい。
だから、なるだけ失敗しないように実験の実験をしていきます。

入浴剤試作品

入浴剤試作品


作り方は勝手にググってください。いろいろ出てきます。
ただ、今回少量で作ったためか、グリセリンの量で上記の写真のような差ができました。
本当は検証しないといけないんですけどね、本当にグリセリンの量なのか、途中で水分がどこかしら入ったからなのか?

ま、でも作ったものすべてが同じ結果だったから、とにかく何らかの水分が多かった、含まれてしまったってことはわかりました。
なので、当日気をつける点がわかったという点で、一つ僕も成長したわけです。

いざ本番

毎回口酸っぱく言っていますが、子どもたちには以下のことを伝えます。
・サイエンスの時は、とにかく先生の言うことをよく聞くこと(危ないから)
・よく見て、自分で良く考えてやること
小学校低学年の子どもたちが多いので、なかなか言うことも伝えにくいんですが、それでももう3ヶ月ぐらい過ぎて、少しずつ落ち着いてきています。嬉しいですね。

さて、みんなで作る前に、以下の手順で実験室をやってみました。

  1. 入浴剤でしっていることを教えて下さい
  2. 実際水に入れてみよう!
  3. みんなで作ってみよう

入浴剤で知っていることをみんなに聞いて見ました。
「色がでる」「すこしずつ溶けていく」「泡が出る」。
みんなよく見ています。中には「シャワーしか浴びない」とか「お父さんが入浴剤が嫌いだ」なんて意見も出て楽しいです。

さて、ということで次に水に入れてみます。
さて、どうなるか?みんなとても楽しそうに、そして少し不安そうな顔をして見つめます。
僕が実験を最初にして見るときに、何人かは「大丈夫かな?」「怖いな。」って表情を浮かべます。
ある意味これは正しいなと思っていて、やっぱり危険を察知するというか、一つ一つ自分で判断するというか。奢らないというか。
必要以上に怖がる必要もないですが、化学実験の場合危険が伴うことは知っていて欲しいし、実は僕も少し怖い話も交えてやります。

ってことで水にボチャン。

たくさんの泡が出てきて、みんなが大喜びです。
ここで少しだけ、出てきている泡が二酸化炭素って言うだよとか伝えます。
ま、わかるはずもないんですが言葉だけでも聞いておくことで、今後どこかで「ああ、あのおっさん言っとったで。」ってなることが正しいんだと思うので、時に難しいことも伝えるようにしています。

ってことでみんなで作ることに。

入浴剤を作っている様子

みんな楽しそうに作っていました。


作り方は本当によく混ぜて方にはめてぎゅっと押し付け、そっと取り出しラップに包めばおしまい。
作り始めるとあとはみんな集中です。
少し時間がオーバーするぐらいみんな何個も作っていました。

感想、反省

子どもたちの集中力と創造性は、やはり大人ではかなわないなと思わせてくれます。
見ていないうちに色とりどりの星を作ってくれたり。
今後も不思議だな?って感想と、「自由にやってみる」を大事にしたいと思います。

反省としては、時間配分が。。。
集中してしまうと収集つかなくなるというか。
ま、今回はみんなが集中したからよしとするかなってところです。

2週間に一度の実験室は、僕自身も鍛えられます。
最初はきつい時期もありましたが、どんどん楽しくなっていきます。
子どもたちにそっぽ向かれないように、より良くして行きたいと思います。

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