ロウソク作りとゲリラ豪雨で学んだ臨機応変

さて、また先週の話ですが。
いおぎみんなの学校でのサイエンス実験室、ろうそく作りをしてきました。

ろうそく

ろうそく

今回は作り方自体はとても簡単でしたが、その日の天候を上手に使って授業っぽくしてみました。

その日はゲリラ豪雨でした。

僕がちょうど教室についたときには空模様が怪しく、部屋に入るとすごい勢いで雨が。
子供たちは雷が恐かったり。

一人がぼそっとこんな発言をしてくれました。「雨って何で降るんだろうね」

あ、なるほど。今日はここから話してみるか。

固体、液体、気体

さて、実験室スタートです。
今日は火を使うから気をつけてね!
さて、その前に、何で雨が降るんだろう???

みんないろんなことを言います。
「雲がくるから」「雨が降るから(答えになっていない。)」「雷がなるから。」
別にどれが正解とは言いません、いえ、言えません。
子供たちに対して、難しいことを言い過ぎるのも難しいし、曖昧で「ちょっと嘘が混ざっている」って言う説明もなるべくしないようにしています。

今回説明したのは水には「固体」「液体」「気体」って言うのがあるんだよ、温度によって形が変わるんだよって話をしました。(本当は気圧など他の条件もありますが。)

氷が溶けたらどうなりますか?
水が沸騰したらどうなりますか?
温度変化はどうですか?
上の逆の温度変化があったらどうなりますか?(不可逆反応は説明せず。)

少しずつみんながわかってくれます。
空気が空に上がっていくと冷えて水になるんだよーと。
ああ、温度が低くなると固くなるものもあるんだーと。

ってことで、そこまで行ったらろうそく作りです。

ろうそく作り

これは別に簡単です。

■準備するもの

  • サラダ油
  • 凝固剤(固めるテンプルみたいなもの)
  • ティッシュ
  • 器(アロマ用のキャンドルを利用)
  • カセットコンロ
  • アロマオイル
  • ろうそく(色付けします)

あまり難しく説明はしませんが、油温めてろうそくと凝固剤入れてアロマ垂らして器に入れる。ろうそくの芯は上手に立つように工夫する。
入れて固めればおしまい。

今回は火を使う実験だったので子どもたちに毎回言っていることですが、特に「火の周りで遊ばないこと」を徹底。

実はサイエンス実験で重要なポイントの一つは、危険なことがあるということを教え、そしてその危険に対して先生の言うことをちゃんと聞くという姿勢を学ぶ事だと思っています。
特に低学年はですね。

あれ?固まってきた。

今回のろうそくの実験は可逆反応なんですが。
上で温めて作ったものを容器に入れてみんなで観察します。

そしたら、あれれ?固まってきた!
みんな大喜び。

実際にさっき話したこととつながる子も居れば、ピンと来ない子もいます。
でも大丈夫。
どこかでまた思い出します。

こういう実験のポイント

小学生ので火を使わせるのはちょっとなーと思いますが。
量をちゃんと測る、色を加えるなど、できることをみんなでやることで参加する楽しみが増えます。
なるべく参加する子供達と作業をするのがポイント。

ま、時間との勝負もあるので、コチラでやるときもありますが。

最後はなぜかキャンドル使ってみんなの「ハッピーバースデー」歌って終わりました。

楽しい実験室でした。

来月の柏井のサイエンス実験室予定

  • 9月4日
    塩水大実験No.2
  • 9月11日
    顕微鏡を使って、色んな物を見てみよう!
  • 9月18日
    ピンホールカメラを作ってみよう

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