カテゴリー別アーカイブ: サイエンス実験室

「楽しく疑問を持ち続けられるか?」って大事。

昨日「asobi基地がco-ba KIDS」という催しに参加してきた。

妻の知合いに誘っていただき、楽しい一時を過ごしてきた。

どんな催しか、僕なりの解釈で簡単に説明すると、「働いているお父さんお母さんが子供を連れてきて自由に遊ぶ。」ってだけ。
遊ぶ手段が、お描きだったり、なんか作ったり、勝手に楽器弾いたり。
その場所を子どもと親と、そして他の子どもと親とが自由に入り交じって遊ぶ。
そういう交流の場みたいな感じ。

僕らが到着した時には既にたくさんの子どもたちがいて、我が息子は相変わらず上手く打ち解けず。
自分が持ってきた「仮面ライダーウィザード」を出して欲しいとせがむ。

しょうがない、ってことで父としてできることを考えるわけです。

あるもので作るっていう感覚が磨かれている。

その場にはたくさんの紙とか紐とかがあったので、まずは物色。
紙コップと紙を結った紐があったので、糸電話を簡単に作って息子とに渡してみる。
大喜び、且つ近くの子が注目してくれる。
で、別の子に渡してみる。
彼らはなかなか紐を「ピン!」って張ってくれないから、聞こえるものも聞こえないんだけど(笑)。
それでも楽しんでくれる。息子と他の子がちょっとだけ繋がる。

ああいう場でお父さんがすぐに何か作れるって言うのは結構大事かなって思うんだけど、今回僕がササッと作れたのは最近作ったからって言うのと、いつも「これで何が作れるかな?」って考えているからなんだと思う。もちろんいつもキーホルダーにナイフとハサミを持っているお父さんなんてあまりいないだろうけど。(ミーは危険人物ではないですよ。)

その後、一本紐を追加して三股の糸電話にして子供に渡してみたり。
そんなことで結構みんなが喜んでくれたり。
(本当は3本の糸電話でちゃんと聞こえるか?を自分が確かめたかったからなんだけど。)

ついでに落ちている段ボールで空気砲とかを作ったら、どっかの子が喜んでずっと遊んでくれてたり。
カスタマイズして首からかけてあげられるようにしたら、その子は結局最後までずっと大人にめがけて空気砲を発射してました。いいことだと思います。

不思議に思ってもらえるのが嬉しい

子供が喜んでくれるってやっぱり嬉しいしいんだけど、何より嬉しいのは「不思議に思ってくれる」こと。
糸電話も「あー、なんか聞こえるー!なんでー?!」とか、空気砲も「えー、何入れてるのー?ねーなんでー??」とか。
だからそういう時は半分ウソついたりします。
「おっちゃんがええもん入れといたったで。」
空気砲の中を一生懸命見る子供たち。

多分原理を話してもいいんだろうけど、ぶっちゃけ僕も原理なんてちゃんと話せないし。
僕自身も「でも、これってなんでこうなるの?」みたいなことを考えるチャンスをもらっているってことに気づきます。自分自身も勉強しないといけないって気になる。

人に教えるとか、情報を与えるって言うのの一番いい所はそこではないかな?って思います。

「不思議だなー」に年齢は関係ないよ

昨日の話ではないんですが。
我が家の話です。

僕は通常息子のお風呂当番なんだけど。
お風呂では結構いろいろ遊べます。

例えば使用済みケチャップ容器で水鉄砲をしたり、シャボン玉作ったり、ちょっとマニアックだと表面張力を二人で眺めたり。

今年4歳の息子ですが、十分楽しんでくれます。
水鉄砲などは、父さんが上手にできるのに自分は上手くできないってことに気づいていて、「どうしたら上手に飛ばせるんだろう?」って感じで、ずっとやってます。

ま、結局まず大事なのは、こちらが意図しようがしまいが「これってなんでだろう?」って思うことなのかなと。

そして、それは別に大人子供関係なく、いくつになってもそういう気持ちを持てるか?ってことなのかな?って思います。

僕は毎週そういう「考える」機会を得ているのが幸せです。

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カレーに昆布出汁入れると旨いよ。

昆布

昆布

カレーライス

カレーライス



昨夜の夕飯当番だったんですが、最近カレーを作るときに「昆布出汁」を入れることにしています。
知り合いがSNSでそう言ってたからというのもあるけど、作ってみたらとっても美味しくなりました。

作り方は簡単です。

水に入れて昆布だしをとる

前日からお鍋に適当に水入れておいて、適当に昆布ふいてちゃぽんと入れておく。

普通に野菜を炒める

カレーの具をいためたりする。

出汁投入

あとは時間をかけて煮るだけです。
食卓に出す。笑顔。

みんなカレーは好きかい?

カレーってみんなが大好きだと思ってしまいますが、父親はあまり好きではありませんでした。
ご飯とぐちゃっと混ざるから嫌いなんだろうと思います。
僕もその感覚はわかります。
カレーのつぎ方にもこだわりがあるみたいです。
真ん中ご飯をよそってどばっとかける人もいれば、ご飯の中心と皿の中心を焼く3cmずらしていれて、空いたスペースにカレーをいれる人もいる。
ちなみに上記はあくまで丸い皿の場合。
楕円形の皿を使っている場合は、ご飯の中心を楕円の中心から長へん方向に3cmずらした所に入れます。
ま、ここら変は平面における重心の問題とも絡んできて、そこを説明するのは面倒くさいので、いおぎみんなの学校の「おもしろ算数教室」で説明できたらしたいなと思っています。

うざい説明はおいといて、どっちにしろ「ぐちゃ」っと派か、「スプーンの中に小さなカレーライスをつくる」かの二種類に分かれるわけです。

たかがカレーの食べ方一つでも芸術的センスが問われる場合もあるってことです。
カレーが好きか嫌いかはあまり関係ない話でしたが、結論、食べ方、つぎ方次第でだいたいの人が好きってことです。

出汁の効果

出汁入れたからっておいしくなるか?
美味しくなるんです。
その効果は絶大で、毎日ダイエットを話題にしている妻も思わずおかわりしてくれます。
作った人からしてみるとおかわりは最高の褒め言葉なんです。

ま、何が言いたいかというと、多分出汁の成分って科学的にいろいろ証明できるんだろうけど、それの説明はそんなにいらないよね!って話です。

調べたいときは「いおぎみんなの学校」のサイエンス教室で、もしかしたら実験するかもしれません。

今後の課題

カレーを作るとき、特にこだわりもなくカレールーを使います。
で、大体は美味しくできるんですが、毎回ばらつきがあるんです。
今後はばらつきをなくしつつ、安定した美味しさ、クオリティーを保てるよう努力して行く所存でございます。
ちなみにばらつきを数値で表す場合は「標準偏差」を使います。

ま、ここら変の説明は面倒くさいので、いおぎみんなの学校の「おもしろ算数教室」でいつか説明出来ればいいなと思っています。



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いおぎみんなの学校 「塩水大作戦」

昨日はいおぎみんなの学校でやっているサイエンス実験室。
昨日は来年小学生のお子さんも参加して頂きました。

他のサイエンス実験室レポートはこちら

当初は「電池を作る」だったのですが、もしかしたらちょっとむずかしいかな?と思いました。簡単に言うと成功確率が低いと言うか。
難しいんです。
なので急遽「塩水大作戦」を行うことにしました。
内容は「ゆで卵って水に浮く?浮かない?」

準備するもの

  • ビーカー
  • ゆでたまご
  • 計り

ゆでたまご浮くかな?

集まった生徒たちにまずは質問してみました。
「ゆでたまご、水に浮くと思う人?」
「はーい」「いや、浮かないって」「浮かないかなー。」・・・・。

まー、いろんな意見がでます。勝手に出させます。子どもたちは自分たちで勝手に浮く理由とか浮かない理由とかを言い始めます。
とにかく勝手に言わせます。

とは言いつつ時間もあるので、一定時間がたったら、最終ジャッジメントを迫ります。
「じゃー、浮く。」(じゃーってなんだよ、おい。)←なんて言いません。

それぞれ「浮く」と答えた子どもたちには真水の入ったビーカー、浮かないといった子どもたちには塩水の入ったビーカーを渡します。

せーので入れてみよう!ってことで入れてみますが、それぞれ自分の答えとは反対の結果にズッコケてくれました。
(昨日の生徒はみんなズッコケ方が上手でした。)
僕も一緒にとりあえずズッコケてみつつ、答えをざくっとバラします。

こっちは塩水だよー。こっちは真水だよ。

再度ズッコケてくれましたが、その時は大人として無視です。

とりあえず塩水のお話するよーってことでスタート!この時みんなの顔は笑顔です。

塩水ってどうやってしらべるの?

ここでまずは皆に聞いてみます。

どっやったら塩水ってわかるの?

子どもたちはあーでもないこーでもないことをどんどん言い出します。
「知らねーよー」とか。
そういう時は「しらねーよーじゃねーよー」と言ってあげます。

ま、とは言いつつも子どもたちも一生懸命考え出します。
「卵浮いたら塩水じゃね?」「舐めてみれば良いじゃん。」「匂いじゃね?」「ほら泡がたってる方だって。」「量が多いほうじゃない?」
ふむふむ。おっさん(僕ね)はふふーんって言いながら聞くだけです。

この時子どもたちには思ったことは全部模造紙に書いてもらいます。
途中質問してくる子供もいるんですが、簡単には答えません。
「紙に書いといてー。」で済ませます。

さて、いろいろ答えが出たかな?って思って見てみても、実はあまり出ません。
だって塩水か真水かって、そんなに見た目も変わりませんしね。

でも良いんです。いろいろ考えてもらったらok。
それぞれ発表してもらいます。

ちょっと別の実験

ここでちょっとだけ面白い実験をします。
塩水を石鹸水にいれてみます。そしたらある変化が起こります。
わかんない人は試してみてください

子どもたちはたったこれだけの事で、大騒ぎ。

次は俺!次は俺!の大合唱です。
やりたいだけやらせます。そしたら飽きますw。

あ、ちょっと話それますが。
僕が気をつけていることとして、混ぜるとか卵を入れるとか、作業は極力子どもたちにさせます。

当たり前だけど、水に塩が混ざっているから塩水なんだよって事をわかってもらいつつ、塩が反応するんだよってことを適当に、感覚的に感じてもらいます。

塩水を調べる方法は色々あるんだってことに気づくまで行ったら最高ですが、そこまでいかなくてもokです。

卵が浮くから塩水なの??

さて、最初の問題に戻って。
塩水を調べるのに「卵が浮けば塩水だ!」って話がありました。
先生、ちょっと疑問に感じたんで聞いてみます。

「塩水って何?」
「水に塩が入ったら塩水。」
案外まっとうな答えが帰って来ました。

「じゃさ、塩水作ってゆで卵浮くのか試してみようよ!」
ここで塩を入れる係とか、卵を入れてみるかかりとか、塩を溶かす係とか決めます。
じゃんけんで決めます。

僕はもう一回質問します。
「塩どんだけ入れたら塩水なのかな?」
「しょっぱかったらー。」
なるほど。重要です、その感性。

「じゃ、少しだけ塩いれた水は塩水じゃないの?」
「わからーん。」
正直ですね。子供。面倒な質問だと思ったんでしょうね。

ってことで塩水を作っていきます。
その前にまずは塩の重さ当てクイズをしてみます。
塩(開封済み)を持ってもらい、どれくらいの重さかを当てるクイズです。
みんなあーだこーだ言っています。
僕も先生として「これは270グラムかな」なんて言いながらクイズに参加してみたんですが、一番外れていました。

塩の全体量を体感してもらい、次に「どれくらいの量を水に入れるか?」を話し合ってもらいました。
別に根拠は要らないんだけど、なんとなくみんなで話し合ってもらいました。
水の量が400gだったので、いきなり「140g!」なんて言わないようには操作をしましたが。
(言わせても良かったかな?って後で思いますが。)

で、結局最初に10g、その後22g。
ゆで卵はまだ浮きません。
水を舐めてもらいます。
「しょっぱくない」って言ってます。

次に8g追加しました。
ゆで卵を入れてみます。

浮きました。
水を舐めてみて「うーん。」

って所でお時間。

最後に立って「ありがとうございました。」で終了。
それぞれ楽しんでもらえたみたいでした。

ただ、最後に「電池つくらなかったねー」と言われてしまいましたが。。。

そして課題も残る。

さて、今回の塩水の実験。
質量の話であるとか、科学反応の話が内包されています。
毎回難しいですが、悩むのはどこまで教えるべきか。
いや、どこまで教えられるか?の方が正しいかな。

今のところ僕の考えでは「なんでそうなるの?」って言葉が出てくるようにするのが第一なのかな?って思っています。

サイエンス実験室、次回は一応「空気のパワーを感じよう」(今回のように急に内容を変えることもあります。)

2月のスケジュール

  • 2月20日 サイエンス実験室「空気のパワーを感じよう!」
  • 2月27日 サイエンス実験室「温度計をつくってみよう!」

いおぎみんなの学校 サイエンス実験室
毎週水曜日 16時~17時まで
小学校4年生ぐらいまでを対象に、みんなで一緒にやる面白い実験を通して「科学」に興味を持ってもらうとともに、「考える力」と「一緒にやる楽しさ」そして「礼儀」を感じてもらえるようなプログラムで開催しています。
いおぎみんなの学校

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いおぎみんなの学校 第9回 サイエンス実験室「身近なもので楽器をつくろう」

毎週水曜日、いおぎみんなの学校でやっている「サイエンス実験室。」

今回は「身近なもので楽器を作ろう!」というお題でやってみました。

身近なもので楽器を作ろう

こんな感じです。

今回は内容を録画してみました。

面白い実験が見せられるときは、極力動画でお伝え出来れば嬉しいと思っています。

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いおぎみんなの学校 第2回サイエンス実験室「水について考えてみよう」

2012年11月14日開催、いおぎみんなの学校でのサイエンス教室、第2回です。

第2回「水について考えよう」

今回は「水」を題材にすることにしました。

水も空気同様、ひとつだけでもいろんなことを学べるのですが。
今回は水そのものというよりは「水を使った実験」を行いました。

水のイメージを書き出そう!

参加したみんなに、まずは「水ってなんだ?」ってことを考えてもらいました。
いろんなところで使われている水。
意識せずに使われている水について、ちょっと考えてもらいました。

日頃水を何使っているか?を書き出そう!

実は上記の質問がちょっと難しかったので、「何に使うか?」について再度質問してみました。
飲水からお風呂、洗濯などの家庭で利用する水。
自分たちの生活の中でつかっている水を再度意識してもらいました。

ゆで卵は水に浮くの?沈むの?

皆さんご存知、ゆで卵。
今夏はこのゆで卵を使って「水中でゆで卵は浮くか?沈むか?」を実験しました。
体感的に「浮力」について学ぶ実験です。

普通の水と食塩水

二つのビーカーとゆで卵をを用意しました。
ひとつのビーカーは食塩が飽和した状態です。

参加したみんなに「卵は浮くか?」という質問をします。
それぞれが答えたあとに、まずは真水、その後に食塩水にゆで卵を入れてみます。

すると片方は沈んで片方は浮きます。
子供たちは僕に「ずるいー」など言ってきます。
興味を持ってくれたみんなに種明かし。

食塩水をいれると浮くんだよと伝えます。
そしたらすぐに舐める子も。

そして次の実験です。

食塩とかし競争。

次に二つの同量の水を用意します。
それぞれの子供たちを2チームに分けて「ゆで卵浮かせ合戦」をやりました。

ルールは以下のとおり

  • 真水とゆで卵を用意
  • 真水に食塩を溶かします。溶かす際に、チームごとに「何グラム溶かすか?」を宣言します。
  • 一回ずつ食塩を混ぜては卵が浮くかをチェックします。
  • 最終的に「先に卵を浮かすことができたチーム」が勝ちです。
  • ただし同じ回数で浮いた場合は「少ない食塩量」で卵を浮かしたチームが勝ちです。

みんなが「思ったより食塩がいるんだなー」とか言いながら、結局6回戦ぐらいまでやりました。
卵が浮いたときには一同嬉しいというよりは「浮いてくれてほっとした」って感じです。

第2回で気づいたことなど

今回の「浮力」の話は、説明するのがとても難しかったので、実際は省いてしましました。
どうしても原理を教えたくなるんですが、その原理よりも「こういう不思議なことがあるんだな」って思ってもらうことが、より重要だと考えています。

今回も勝負形式でやりましたが、子供たちはやはり勝負に真剣になる反面、勝負がついたときに見せる表情は様々です。
負けたほうの子供ががふてくされた表情を見せたとき、そういう感情を持ってくれたことがうれしい半面、どうやって対処するもんだろう?ってすこし悩みました。

「人生勝負の連続だから、勝ち負けも大事だよ」なんて言いたくはないですし。

最後はみんなで「ありがとうございました」のあいさつで終了。

11月のスケジュール

  • 11月21日 電気について考えよう
  • 11月29日 音、波について考えよう

いおぎみんなの学校 サイエンス実験室
毎週水曜日 16時~17時まで
小学校4年生ぐらいまでを対象に、みんなで一緒にやる面白い実験を通して「科学」に興味を持ってもらうとともに、「考える力」と「一緒にやる楽しさ」そして「礼儀」を感じてもらえるようなプログラムで開催しています。

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第1回サイエンス実験室「空気について考えよう」

先月から、いおぎみんなの学校という学童クラブでサイエンスを教えています。

対象は小学生4年生ぐらいまでです。

これまで全5回を終えました。学ぶことはたくさんあるんですが。
自分がやった講義の内容について、書いていこうと思います。

第一回「空気について考えよう」

実際、やることが決まってからあまり時間がなく、カリキュラムも悩んだんですが。

まずは身近なものから考えようと思い、「空気」を題材にすることにしました。

空気ひとつだけでもいろんなことを学べるのですが、相手は小学生。
あまり難しいことを言ってもしょうがないし。
でも遊んでばかりでもねーと思いつつ。

結局「でんじろう先生」とかで有名な「空気砲」を作って遊ぶことにしました。

空気は強い!

身近な空気ですが、短すぎてその存在に気づきにくいのは大人も子供も一緒です。
今回は「空気は膨らんだり縮んだりするんだよ。」って言うのと「空気は強いんだよ!」って言うことを伝えるような内容にしました。

実験の前に、みんなで模造紙の前に座ってもらい「空気ってなんだ?」という質問を投げかけてみました。
当然ながら「透明」「無臭」など、「存在を感じない」意見が沢山出てきます。

なので、できるだけ眼に見えない空気を感じてもらえるように勧めました。

空気は縮む

最初の実験は「空気は縮む」という内容です。

ペットボトルやボトル缶に熱湯を入れて、1分ぐらいおいたらすぐに中身をだして蓋をぎゅっと閉めます。
數分すると「バキッ!」って音を出してボトルがグシャグシャになります。

熱せられた空気が急激に縮むからです。

グシャ!っとなるのはいきなりの出来事なので、生徒たちはみんなびっくりしていました。

空気は強い

子供たちは少しずつ「実在する空気」を感じてきました。
そこで、次の実験として空気砲で遊ぶことにしました。実験を見ているだけだと、少し飽きてきます(苦笑)。

空気砲は段ボールで作るのですが、それぞれの子供達に、自分たちで作ってもらうことにしました。
この時ハサミ等刃物やテープなどを使うのですが、こういう時はなるべく自分たちでやらせることにしています。
ケガ等の心配もありますが、危ないことも分かってもらいたいからです。

空気砲は簡単にできます。
どれくらい飛ぶのか?について、最初は線香の煙でやろうかと思っていましたが、急遽ろうそくをたくさん立てて「どこまで飛ぶか?」を競うことにしました。スタッフにアイデアをもらい、急遽やり方を変えます。

余談ですが、こういう時にスタッフが気を利かせられるかも大事ですが、こちらがそれを受け入れることがとても重要だと思っています。子供たちは結構こういう所をみているんだなーと思うことはしばしばあります。

さて、空気砲、それぞれ好きな穴の大きさ、好きな段ボールで作って、どこまで消せるか?を競うことにしました。

途中、叩き方を変えたり、穴の大きさを変えたりなどは、ちょっとずつアドバイスをして見ます。
子供たちはちょっとしたアドバイスで、それ以上のアイデアを生み出します。

最後は、どこまで消せるか?大会をして、第一回の授業を終了しました。

第一回で気づいたことなど

サイエンス教室と聞くと「理科の実験」とかを思い出すと思います。
ま、その通りなんですが。

僕はなるべく、科学的な内容も盛り込みつつ、あいさつなどの礼儀も教えていきたいと思っています。
子供たちは、ちょっと隙があると別のことをしだしたり。
もちろんいろんなことに興味をもつことも大切です。

受け持っている授業は1時間なんですが、やはりある程度を集中して欲しいと思っています。
それはこちらの内容の充実もありますが、子供たちに対しての接し方として、「けじめをしっかり付ける」ことも重要なのかな?など思いました。

学ぶことも多く、準備も結構大変ですが、最終的には子供たちも楽しんで帰ってくれます。
どんどん面白い授業ができるようになりたいと思いました。

11月のスケジュール

  • 11月14日 水について考えよう
  • 11月21日 電気について考えよう
  • 11月29日 音、波について考えよう

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